根本校区は、多治見市の北部、可児市と隣接し、大原川とその支川沿いの集落と丘陵地帯に開発された住宅団地が広がる地域です。町名では、根本町、西山町、北丘町、松坂町、高根町、昭栄町と旭ヶ丘と明和町の一部が、区では、22区、31区、23区の一部(明和町)が校区の範囲となっています。
平成23年の人口は12,473人、世帯数は4,697世帯で、人口は近年横ばいですが、世帯数は増加しています(前年比93 世帯増で市内校区では一位の増加数)。高齢化率は22.3%と市全体とほぼ同じ、年少(0〜14 歳)人口割合は13.7%と市全体よりやや高くなっています。
20〜40 歳代の世帯を中心に「夫婦と子ども」世帯が多くなっています。 60 歳以上の世代は「夫婦のみ」が一番多くなっています。「70 歳以上」 になると「ひとり暮らし」の割合も約18%あります。
戸建て住宅が約85%と大半を占めています。
20 年以上の居住年数の世帯が約57%を占めています。しかし、年代別では20〜30 歳代では5年未満という世帯が約40〜50%となっています。
評価が高い項目は、「自然環境」「ごみ出しマナー」「近隣関係」「地域行事」で、評価が低いのは「高齢者・障がい者の環境」「防犯」「交通の利便性」となっています。
若い世代と年配の世代で評価が分かれる項目があります(世代間ギャップ)。若い世代で年配の世代より評価が低いのは、「子どもの教育や子育て環境」「防犯」であり、年配の世代で若い世代より評価が低いのは、「生活の利便性」「高齢者・障がい者の環境」です
その立地条件や自治条件から地域によって評価が分かれる項目があります(地域間ギャップ)。特に、「買い物・通院・通勤の利便性」はプラス評価とマイナス評価に分かれています。地域ごとに他の地域より特に評価が高い項目は、昭栄町の「自然環境、ごみ出しマナー」、高根町の「生活の利便性、通勤・通学」、根本町の「地域行事、生活の利便性、通勤・通学」、松阪町の「公園」、明和町の「近隣関係」「地域行事」「地域活動」となっています
望む将来像は、「高齢者や子どもが安心して暮らせるまち」が、どの年代でも1位となっていますが、「近所づきあいが盛んなまち」「相談や助け合いができるまち」など住民どうしの関係性に関わるものは年代間にギャップがみられます。
概ね上位の課題は共通しますが、優先順位が異なり、39 歳以下は「大雨洪水・地震の自然災害」、40〜49 歳は「通勤・買い物交通手段」、50〜69 歳は「ペットの飼育マナー」、70 歳以上は「介護問題」となっています。
地域別の課題のトップは、北丘町・昭栄町・根本町・明和町が「ペットの飼育マナー」、旭ヶ丘・西山町が「通勤・買い物交通手段」、高根町が「騒音・悪臭・駐車・駐輪マナー」、松阪町が「大雨洪水・地震など自然災害」というように、考える優先順位が異なっています。
地域が抱える課題に対して住民が力を合わせる活動として多いのは1位「犯罪の防止」、2位「災害への備え」となっています。3位は年代によって「子育て・子どもの教育」と「高齢者福祉」に分かれています。