第9回「コミュニケーション・ スキルアップ講座 1」 〜 理解のためのコミュニケーション 〜 * と き:平成13年12月5日(水)19:00〜21:00 * ところ:中央福祉センター 多機能室 * 参加者数:35人、傍聴者1人、事務局2人、コンサル3人 |
ねらい | |
● 文化や社会体制の違い、世代間のギャップなどを超えて、課題を解決しつ つ21世紀を共に生きるために、お互いにコミュニケートできる、お互い を育て合えることが、今、一人一人に求められています。 そこで、コミュニケーションの基本である「考える」、「話す・伝える」、 「聴く」という3つの要素について学びます。 |
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プログラムの流れ |
(1)今までの市民環境ネットについてと今回のねらい | |
ファシリテーターの山中から、今までの市民環境ネットの開催経緯と今回のねらいについて説明しました。 <市民環境ネットの開催経緯> ○今まで、「環境とは何だろう?」、「市民参加でつくるとは、どういう意味だろう?」という、環境基本計画をつくるための環境概念を学んできました。 <今回のねらい> ○今回は、「コミュニケーション技術」を身に付ける、「相互理解のためのコミュニケーション」を学びます。 |
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(2)「伝える」と「聴く」 〜 1分間スピーチと傾聴 〜 | |
2人1組になり、「あなたの大切なものは何ですか?」を1分間のメッセージにまとめ、お互いに発表し合いました。 <ポイント> @ 聴いていると言いながら、後で覚えていない様な聴き方を本当に聴いているというのかどうか確認します。 A 普段、「傾聴」という聞き方をしているかどうか? B 「傾聴」という聴き方をされてみてどうだったか? C 「傾聴」は、以下の3点に注意して行います。 ・質問しないで聴く ・相手に心を寄添わせながら聴く ・全身で共感しながら聴く <進め方> @ 各自「あなたの大切なものは何ですか?」というテーマで、1分間のメッセージにまとめます。 A 2人1組になり、話し手と聴き手を決めます。話し手は1分間で自分の意見を伝えます。聴き手は「傾聴」という方法で聴きます。 B 聴き手は、45秒で話し手の意見をそのまま振り戻します。話し手の意見が聴き手に正しく伝わっていない場合、説明を付け加えます。 C 話し手と聴き手を交代して、同じ作業を行います。 |
傾聴の様子 @ | 傾聴の様子 A |
ちぎり絵をつくる様子 | 他のグループを見て回る様子 |
C 今度は、他人には教えず、自分でつくりたい動物を決めました。 D Aと同様、コミュニケーションを一切とらずに、各グループ内でちぎり絵をつくりました。 E 最後に、「コミュニケーションをとらないとどんなことが起こるか」について発表し、全体で共有しました。 |
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※「コミュニケーションをとらないとどんなことが起こるか」のまとめ |
ちぎり絵をつくる様子 | 発表の様子 |
(4)効果的なコミュニケーションに必要なものは? | |
グループに分かれ、「うれしかった、励まされた言葉」「すごく嫌だった、やる気を削がれた言葉」について模造紙に書き出し、発表し、全体で共有しました。 <ポイント> @ 「うれしかった言葉」を今まで使ってきたか、「嫌だった言葉」を今まで使ってこなかったか考えます。 <進め方> @ グループに分かれ、「うれしかった、励まされた言葉」「すごく嫌だった、やる気を削がれた言葉」を模造紙に書き出しました。 A 次に、各グループで、それぞれの共通点について話し合いました。 B 各グループから「うれしかった、励まされた言葉」「すごく嫌だった、やる気を削がれた言葉」について発表し、全体で共有しました。 |
模造紙に書き出す様子 | 発表の様子 |
<うれしかった言葉、いやだった言葉の共通項>
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(5)今後の日程及び事務連絡 | |
・第10回の日程:12月16日(日)10:00〜16:00 ・ふりかえりシートへの記入 |
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以 上 |