第8回「フィールドワーク2
『環境資源』を探す」


〜人、モノ、自然、景観、歴史・・・
地元の方と共に昔を共有しよう〜


* と き:平成13年11月25日(日)10:00〜16:30
* ところ:スポーツセンター 会議室
* 参加者数:18人、地元の方3人、事務局4人、コンサル3人


ねらい
● 持続可能な環境のために必要なもの、残しておきたい日進らしさには
どのようなものがあるのか、日進の昔を知る人を情報提供者に迎え、
それを共有する。
● 実際に自分たちの足で歩き、目で見て、情報を得ることを通して、
「日進の環境資源」について、それを維持していくために大切なことは
何かを考える。
プログラムの流れ

(1)環境リレートーク
 会議の冒頭10分程度を使い、参加者の中から3人、「環境」について考えていることを語ってもらいました。
(2)第7回までの中間ふりかえりと今回のねらい
 ファシリテーターの山中から、前回のふりかえりと今回のねらいについて説明しました。
 その後、4つのグループに分かれ「今までにわかったこと」を模造紙に書き出し、まとめ、発表し、共有しました。

<前回のふりかえり>
@ 立命館大学理工学部の笹谷先生から、「市民参加の環境基本計画」について講義をしていただきました。
A 中でも特に、様々な価値観や立場を持った人たちが、「自分たちの共通の未来」について、一つの共通の未来を探っていくためにどうすべきか探すための方法として、「フューチャーサーチ」という会議の方法を学びました。
B また、「フューチャーサーチ」の一番の特徴である、「まずは関係者全員で過去を共有する」ということの重要性を、笹谷先生から教えていただきました。

<今回のねらい>
@ 今日は、「日進の過去を共有する」というところに重点を置きます。
A 古くから日進の土地に住んでいる方々から、「30年前の日進」について、それぞれのテーマに沿って情報を提供していただき、全員で共有します。
B 実際にその場所に行って、「私たち以外の人たちはどう思っているのか」インタビューすることにより、情報を得ながら実感をしてみます。
C 「環境資源とは何か」について、自然資源だけでなく、社会や文化など、その他の資源にも視点を広げ、「どんなものが宝ものだろうか」を共有します。

カードに書き出す様子 共有の様子
 「今までにわかったこと」のまとめ
(3)未来のための過去の共有
 ファシリテーターの山中から、この作業のねらいについて説明しました。
 その後、グループごとに「30年前の日進」について、昔と今の日進の地図を見るなどして模造紙に書き出し、共有しました。

<進め方>
@ まずは各自で、「30年前の日進」について、自然環境だけでなく、社会、交通などについて思い出します。
A その後、知っているだけのことを模造紙に書き出し、グループで共有します。

説明の様子 模造紙に書き出す様子

(4)地元の方からの情報提供
 地元の方3人をお招きし、テーマごとに3つのグループに分かれました。
各グループそれぞれのテーマに沿って、「30年前の日進」という模造紙を基に、3人の方からお話をお聞きしました。
 また、このテーマ以外で、「聞きたい、知りたい」ことがあれば、お話を聞く中で質問をする形式を取りました。

● 加藤 金洋(かとう かねひろ)さん  テーマ/「東部丘陵保全と新旧住民の対話」
加藤 金洋さん 話を聞いている様子

● 村瀬 公壽(むらせ きみひさ)さん  テーマ/「高松池と折戸の湧き水について」
村瀬 公壽さん 話を聞いている様子

● 伊藤 勇(いとう いさむ)さん テーマ/「不法投棄における地元と行政の連携について」
伊藤 勇さん 話を聞いている様子

(5)フィールドへ出よう!
 ファシリテーターの山中より、情報収集のための視点について説明を行いました。
 その後、地元の方3人を含めた3つのグループに分かれ、それぞれのテーマについて、実際に現地に行きました。
 行った先々で出会われた方にインタビューするなど、「一体私たちにとっての資源とはなんだろう」ということを見る、感じるなどして情報を集めました。

● 加藤 金洋(かとう かねひろ)さんグループ
フィールドワークの様子 インタビューの様子

● 村瀬 公壽(むらせ きみひさ)さんグループ
フィールドワークの様子 @  湧き水の様子

● 伊藤 勇(いとう いさむ)さんグループ
フィールドワークの様子 @ フィールドワークの様子 A

(6)「環境資源とは何か?」
地元の方3人を含めたグループで、それぞれのテーマについて「日進にとっての環境資源(=宝もの)」を書き出して整理、発表し、共有しました。

<進め方>
@ 「20年後の日進はどうなっているとよいか」を考えた上で、目に見える資源、目に見えない資源など、できるだけたくさん、「これからの日進が持続可能なため必要なもの」を、カードに書き出します。
A また、いろいろなお話を聞きながら現場を見る中で、「何をそのとき思い、どんな感じがしたのか」ということもカードに書き出します。
B 各自が書いた「環境資源(=宝もの)」を模造紙に貼り出し、まとめて整理、発表し、全員で共有します。

模造紙に書き出す様子 発表の様子
 ※「環境資源とは何か?」のまとめ

(7)今後の日程及び事務連絡
・第9回の日程:12月5日(水)19:00〜21:00
・ふりかえりシートへの記入
以 上

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