今、国会では予算審議をやる、やらないで大きな問題となっています。 先日の田中真紀子さんと鈴木宗雄さんの証人喚問に発展するまで、鈴木宗雄さんがあれだけいろんな問題を起こしていていたことがわからなかったのが不思議です。 このきっかけは何だったんだろうと考えると、国後島の事業の問題が非常に大きかったと思います。あの人がNGOに対してああいう考えを持っていたということに対し、今さらながら驚いています。 私どもの方で市民参加を打ち出した時に、市民参加で全部やれるのならば、楽ではないかという話が出たことがありました。 しかし、現在では、そういった認識は、当時と比べて格段に変わっています。 過去に、市民参加でいろんな基本計画等(障害者基本計画、高齢者ゆめプラン)をつくってきました。そして今回、市民参加、さらには協働ということで、市民と行政側が協力して「環境基本計画」づくりを行っていきます。 「地方分権」と言われますけれど、行政側としては「地方主権」と考えております。そして最近になって、納税している市民の立場に立って市の仕事が行われているかということを、皆さんが考え始めたように感じています。 実際、7万人近い市民を400人ほどの市職員が市民の望む方向にもっていくことは至難の技であると思います。 しかし、市民の方に情報提供しながら一緒に情報を共有し、知恵を出していきますと、400人ほどの市職員が1,000人、2,000人の知恵を出せる組織になると思います。 市職員も市民の一人ですし、市民と市職員が協力して、本当に望む環境まちづくりを進めていっていただきたいと思います。 |