第1回「環境」と「参加」をキーワードにワークショップの実体験

〜顔の見える・楽しめる・学び合える・創りだせる関係の「環境まちづくり研究会」を築くために〜

と き:平成13年10月26日(金)9:00〜12:00
ところ:中央福祉センター2階 多機能室
参加者数:36人、助役、事務局6人、コンサル3人

ねらい
● 各課からの参加者どおしが、自分の周辺事項ではない部分で知り合い、
今後つながりを深めていくためのスタートとする。
● 私にとって「環境」とは何か? 何のための「参加」なのか?
改めて考え共有する。
プログラムの流れ
総合司会 水と緑の課:杉浦係長

1 あいさつ
市長に代わって、中川助役及び水と緑の課:塚本課長より、環境まちづくり研究会開催にあたってのあいさつがありました。
2 任命式
市長に代わって、中川助役より、人事広報課:小林課長補佐が、参加者36名を代表して任命書を受け取りました。
3 環境基本計画の概要説明(事務局説明)
水と緑の課:杉浦係長から、環境基本計画策定の基本的考え方について説明を行いました。

<基本的考え方>
1 計画の背景と目的
2 計画の策定方針
3 計画の位置付け
4 計画の期間(計画の目標年次)
5 計画の対象範囲
6 計画策定の原則
7 計画策定の基本姿勢
8 計画の策定体制
9 策定期間と進め方
10 環境基本計画策定の意義
11 環境基本条例(仮称)に盛り込むべき事項

4 環境まちづくり研究会の概要説明(事務局説明)
水と緑の課:杉浦係長から、平成13年度における環境基本計画策定のための組織体制と役割、環境まちづくりのワークショップ・プログラム(第一段階)、日進市環境基本計画づくりだよりについて説明を行いました。

<組織体制と役割>
1 計画策定の組織体制
2 計画策定体制の役割

<ワークショップ・プログラム>
1 第一段階のねらい
2 第一段階のスケジュール
5 コンサルタント・ファシリテーターの紹介
水と緑の課:杉浦係長から、コンサルスタッフとして、椛n建環境エンジニアーズ:川合、田中、ファシリテーターとして、NIED・国際理解教育センター:山中の紹介を行いました。
6 ワークショップ・プログラム(ワークショップの実体験)
ファシリテーター:山中より、本日のワークショップ・プログラムの流れとねらいについて説明を行いました。

<ねらい>
・「環境とは何だろう」、「自分の仕事と環境との関わりは何だろう」といったことを確認し、共有する。
・市民とのつきあい方、行政内部のネットワークの築き方を学ぶ。
・お互いを知り合うこと、環境で関心のあること、この会に関わろうとした期待を共有する。
・実際に外に出て、自分たちの身近な環境など「感じる環境」を感じる。
・ワークショップの手法を、実際に体験することで学ぶ。

■ 私にとっての環境をふりかえる(アイスブレーキング)
参加型ではよく行われる手法として、A4サイズの用紙に右記の項目を書き、名刺交換会を行いました。

<進め方>
@ 5人ずつ、計7グループに自由に分かれました。
A 各自、名刺記入。
B グループ内で誕生日月順に、1人1分で名刺を基に自己紹介をしあいました。
C 数名の方に、この作業を通して「どんなことがわかったか」、「共通するもの」などを全員の前で紹介し、共有しました。
〜 名刺 〜
@ あなたにとって懐かしい匂い
A あなたにとってのよい環境のイメージ
(キーワード3つ)
B 今一番関心のあること
C 私の大切にしているもの

● よい環境があるから、仕事をがんばれるという共通項を見つけた。
● リラックスできる環境が一番。
● 言葉は違うが、みんな「ゆとり」、「自分の時間」を大切にしている。
● 自然が懐かしい人が多い。
● よい環境について、それぞれ視点が違っていた。
● 昔のおもいでにある自然環境が一番よいと思うが、現実を見ると、今ある自然環境を守っていくことが大事。
● グループ内は幅広い年齢層だったが、考えていることは同じだった。
● 自然、特に土について同じことを考えていることがわかった。
● 「高齢者にやさしい」、「健康であるまち」が共通項だった。
● みんな、子供時代に育った環境の匂いというのが一番印象に残っている。
● 「環境」は幅広い分野に関わっていることがわかった。

名刺づくりの様子 発表の様子

■ 視覚で知覚する環境&五感で感ずる環境(フィールドワーク)
実際に外に出て、いつもとは違う視点で探し物をしながら市役所周辺を歩きました。
部屋に戻り、「気づいたこと」、「共通するもの」、「キャッチコピー」を書き出し、発表し、共有しました。

<進め方>
@ 各自1人30分で市役所周辺を歩き、「探し物シート」に書き込みました。
A 部屋に戻り、3人ずつのグループに自由に分かれ、「今見てきたこと」、「発見したこと」など、キャッチコピーや俳句、短歌など、言葉にしてまとめました。
B グループ内で、「探し物シート」を基に、「印象に残ったこと」、「見つけてきたこと」などを発表しあいました。
C 数名の方に、この作業を通して「どんなことがわかったか」、「共通するもの」などを全員の前で発表し、共有しました。
〜 探し物シート 〜
@ 親しみを感じさせるもの
A 心配りが行き届いている様子
B 見ていて楽しくなるもの
C 幸せの象徴
D 私に喜びを与えてくれるもの
E 優しさを感じさせるもの
F 見るとドキドキするもの
G 明るい未来を感じさせるもの

俳句、短歌、キャッチコピー

● 今と比べると、子供時代に自然と共に暮らせたことは幸せだと思った。
● 新しい、身近なものに喜びを見出していることがわかった。
● 新しい視点をこれからも大事にしていきたいと思った。
● 日進の持つ昔ながらのゆとりと、エキサイティングな部分の両方が大事。
● 日進にはエキサイティングな部分が少なく、寂しい。
● 日進の新住民、旧住民では想いのズレがあると思う。誰かがはっきりとものを言わないと、ズレたままになると思う。
● 仕事柄、悪いところばかり探してしまい、よいところをなかなか見つけられなかった。
● どうしても公務員という視点でものを見てしまった。
● 日進は名古屋に比べ比較的自然が多く、ぶらっと歩けるところが残っているのがよいところだった。
● 仕事の時間中に、ぶらっと外を歩けるのは幸せ。
● 川など自然にあるものが落ち着くし、幸せだなというイメージがあった。
● 改めて足を止めてみると気づくものがあった。
● よいものを探してくるという視点では、なかなか見つけられなかった。
● 昆虫、川のせせらぎなど、豊かな自然が残る日進。
● 日進は名古屋に比べて人家が少なく、気軽に歩き回れる自然が残っているところがよいと感じた。

フィールドワークの様子 共有の様子

<キャッチコピー>
● いつまでも自然と共生したいな
● まあ、なんてことはないんだけど、そんなところが幸せなんだろうね
● ただぼんやり景色を眺めている、そんな時間が一番幸せかも知れない
● 交通量の多い田舎
● 緑の息吹を感じませんか? 日進

■ 「参加」のつくりだすもの(ワークショップ)
今までにどんな会に参加してきたかを改めて考え、「参加してよかった」と思う会に共通する要素を書き出し、発表し、共有しました。

<進め方>
@ 各自、「参加してよかった」と思える会に共通する要素を、思いつくだけカードに書き出しました。
A ホワイトボードに、各自が書いたカードを読み上げて貼り出しました。
B 貼り出したカードを、同じようなことや関連することなどを整理し、まとめました。
 「参加してよかったと思える会に共通する要素」のまとめ

カードを貼り付ける様子 @ カードを貼り付ける様子 A

7 今後の進め方と日程調整
・第2回の日程:11月16日(金)13:30〜16:00
・ふりかえりシートへの記入
以 上

index2→