■ コンサルタントからの説明の要旨
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アンケート票の概要について(川合より) |
「なんのためにアンケート調査を行うのか」、まずは少し確認したいと思います。
目標は、「ビジョン設定とプロジェクト立案等に活かす」ことです。現在、各分科会でそれぞれのテーマごとに、「こんなまちにしたい」、「こんな取組みを広げていきたい」ことを少しずつ検討していると思います。その中で、「市民の方々は、いったいどういったことを思っているのか」聞いたり、具体的なプロジェクトを進めていく上で、どういった制約条件が出てくるのかを、実際に活動している方や多くの市民に聞いてみないとわからない部分が多々あると思います。
そうした、データではわからないような市民の想いを調べる、「どうしてできないか」の原因を探る、3,000人という市民からより多くの意見や課題を発掘する、「こういったことをしたい」に対して「みなさんはどう思いますか」といった意向を尋ねる、といった点を意識しながら、アンケート票を作成しました。
次に、「だれを対象に、どのくらいの規模のアンケートを行うのか」、確認します。
対象は、多少絞り込んでいますので、その点についてはご理解いただきたいと思います。
「一般市民」は、18歳以上の市民、3,000人を対象にしています。
「こども」は、代表として小学校5年生と中学校2年生全員、1,200人近くを対象にしています。アンケート票は、学校を通じて配布・回収します。
「事業者」は、日進市内の2,000近い事業所から、従業員規模の大きい事業所上位300社を対象にしています。規模が大きい事業所ほど、環境に対する責任が大きいという観点から対象としました。
「農業者」は、日進市内の1,000近い農業者から、専業農家、第1種兼業農家を中心にして、対象者を抽出しました。
「樹林地所有者」は、日進市内に樹林地を所有している方が対象ですので、回答者は必ずしも日進市民ではありません。ただし、地域対象民有林のうち、保安林については、元々開発や手入れをしにくいところなので、今回は対象外としました。なおかつ、規模の大きい樹林地を所有している地権者を優先的に抽出しています。
今回は、この5つのアンケート調査を行います。
第12回の市民環境ネットでは、「障害者・介護者」が対象としてあげられていたと思いますが、資料に書いてあるとおりの理由で割愛させていただいています。
次に、「これまでの検討の経過」としては、第2回の市民環境ネットで「是非聞いてみたいこと」調査シートを配布して5人から回答をいただきました。
第12回の市民環境ネット、「アンケート・ヒアリング内容を考える」ワークショップにより、対象を市民、事業者、農業者、樹林地所有者、障害者・介護者と決め、それぞれの聞きたい内容をリストアップしました。
そうした内容をなるべく入れ込んだ上で、アンケート票をつくりました。
どの項目が反映されて、どの項目が反映されていないのか、また、一部割愛されている項目もあると思いますが、みなさんから出されたものについては、分科会ごとに資料を配付しますので、そちらを見ていただくとわかると思います。
次に、「各アンケート票たたき台の検討方向」について確認します。
まずは一度、ご自身で答えてみてください。一部でつくっているよりは、みなさんで答えることによって、少数では気づかない部分を見つけたり、検討することができると思います。わかりにくい、回答しにくい部分が、よりよい方向に改善されていくと思いますので、そうした視点でチェックしてください。
また、分科会を今後進めていく上で「これだけは聞きたい」という追加の項目があれば、理由を添えて配布するシートに書き込み、事務局まで提出してください。
その他、各分科会に、一部ずつ赤書きのできるアンケート票を配りますので、全員の意見を聞いて赤書きしていただきたいと思います。
最終的には、今日いただいた意見を基に、8月20日頃を目途に事務局とコンサルタントで編集し、発送させていただきたいと思います。
なお、「市民アンケート」の16ページについては、他の業務の関係で追加して調査する項目です。東部丘陵保全の関係で、「市民は東部丘陵の価値をどのくらい感じているのか」を調査するシートです。何かご意見があればいただきたいと思いますが、別の業務の関係で調査する項目だということをご理解いただきたいと思います。
「こどもアンケート」は、中学校2年生を対象としたものを今回添付していますが、小学校5年生向けには、同じ調査票にルビがつけられます。
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