■ こどもプロジェクト活動成果発表(まとめ)




● デリートカッパッパーズ(不法投棄壊滅プロジェクトチーム)
 
これまでやってきたこと
 不法投棄の場所(天白川源流など)を見学。不法投棄壊滅を訴えるかわら版を作成し、自分たちのクラスに掲示した。アンケートを作り、クラスで配布・集計した。
 
アンケートの結果について
 「天白川を知っていますか?」→「知っている」…11人、「知らない」…78人
 「不法投棄を知っていますか?」→「知っている」…36人、「知らない」…53人
 「不法投棄を見たことがありますか?」→「ある」…32人、「ない」…57人
 
アンケートで書かれた感想
 ゴミが捨ててある写真を見て不法投棄をやめてほしいと思った。まちが汚くなって悲しい。不法投棄を見たことがなかったので驚いた。不法投棄は許せないので、頑張ってなくしていきましょう。大人がそんなことをやっていたと思うと、私はそんな大人になってはいけないと思った。等
 
僕たちが感じたこと
 なぜ森の中にゴミを捨てたりするんだろう。人の見ていないところで悪いことを行っているんだ。もっともっとこのかわら版で、不法投棄のことをみんなに知ってほしい。
 
これからしたいこと
 かわら版のパート2を作りたい。アンケートで集まった質問に答えたい。


● ミラクルフラワーキッズ・ボスターチーム(自然愛護プロジェクトチーム)
 
メッセージ
 川や森をきれいにしたい。そのためにできること――カン、ビン、タバコなどのゴミをなくす。ゴミが落ちていたら拾う。水をきれいにする。強力な磁石で金属を取り除く。きれいにするのに税金をとる。川の小さな生き物をまもる。川辺の木を増やして流れを緩やかにする。
 
ポスター作成
 川をきれいにするために、ポスターを作りました。エコドームに貼ろうと思っています。


● ミラクルフラワーキッズ・ごみ拾い大会企画チーム(自然愛護プロジェクトチーム)
 
これまでやってきたこと
 天白川の源流で、冷蔵庫や椅子、車などの大きなゴミが落ちているのを見た。源流付近にはホタルの里があり、湧き水がきれいだった。
 天白川の下流も歩き、自転車やバイクが捨ててあるのを発見。工事をしていて川の水が臭かった。
 
メッセージ
 今でも鳥がいるけれど、もっと鳥が増えてほしいです。もう少し魚がすみやすい川になるといいです。レンゲなどの花が咲いている日進になればいいと思います。
 
ごみ拾い大会への協力のお願い
 2月1日(土)午後1時30分〜3時、ごみ拾い大会を開きます。エコドームに1時30分に集合し、天白川を下流に向かって歩き、ごみを拾います。大人の人がもう少しいるので、少しでもやりたいと思う人、力に自信のある人ぜひぜひ参加してください。


● 調べ隊(プロジェクト・オゾンチーム)
 
地球温暖化につながるフロンガスについて
 フロンとは、ものを冷やしたり凍らしたりする時に必要な材料のことです。カーエアコンや冷蔵庫などいろいろなものに使われてきました。1980年代になるとオゾン層破壊が深刻になり、その原因がフロンであることが突き止められ、フロンに対する規制が始められました。フロンに変わる物質は今のところないため、しばらくの間は代替フロンを使うしかありませんが、2040年には、完全にそれが廃止されるようです。
 
フロン回収する会社の見学
 樺ゥ日機器エンジニアリングでフロンの回収や分解の方法を教えてもらいました。フロンはオイルセパレーターで油をなくしてフロンガスとして回収します。液体にした後、分子に分解し、石灰を加えて固めます。処理が終わった物質は、フロンの原料であるホタル石に近いもので、無害なのでそのまま埋め立て処理できます。現物をもらってきたので、見てください。
 
地球温暖化について
 地球温暖化とは、地球の表面温度があがることです。温室効果ガスがないと太陽熱が地球に反射して逃げ、地球の表面温度は約マイナス18度になってしまいますが、適度にあると15度に保たれます。しかし温室効果ガスが増えすぎると地球の表面温度はどんどん上がってしまいます。もう一つの要因は、二酸化炭素を吸って酸素にしてくれる植物の減少です。燃料として使ったり、焼畑農業のために木を切ったために二酸化炭素が増え、地球温暖化につながっています。地球温暖化が進むと極地の氷が溶けて海面があがります。気温も、この100年ですでに0.6〜0.9度上がったといわれています。さらにこれから100年で2、3度上がるといわれています。このように、地球温暖化が環境に与える影響はとても大きいのです。
 
彦根ウィークエンドスクール参加
 1992年、リオ・デ・ジャネイロで開かれた環境サミットで、12歳のセヴァン・スズキさんが話したスピーチの内容を知り、感銘を受けました。そして、来日中の彼女に会うため、平成14年11月23日、滋賀県の彦根ウィークエンドスクールという環境問題のイベントに参加しました。僕たちの質問を手紙に書いて渡し、返事が来ました。「あなたのまちをきれいにすることに努めてほしい。でも楽しんですることを忘れないでね!」(原文は英語)――これは、にっしんこどもプロジェクトに対するメッセージです。
 
3人の感想
環境問題のすごい人に会えて良かったと思います。
ぼくが環境問題に興味を持ち始めたのは4年生の頃です。でもなぜ興味を持ったのかわかりませんでした。このプロジェクトに参加し、その理由が、みんなのため地球のため自分のためだとわかりました。二酸化炭素やフロンを止めるのは無理だ――でも、出す量を減らすことは出来る。みんなのため地球のため自分のために、これからもがんばっていこうと思います。
寒い時はストーブをつけずに服を一枚多く着る、節電節水など、自分にもできる小さなことから始めよう。それを選択できるようにしてほしいです。小さなことから始めてそれを続けてほしいと思います。


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